物を捨てる、物を減らす方法。ミニマリスト33の小技
2015/10/22
By 雲井 あき
ミニマリストとは生きていく上で最小限(ミニマム)の物しか持たない人のことです。
ミニマリストを突き詰めようと実践する考え方“ミニマリズム(最小限主義)”は、「必要ない物は持たない暮らし」のシンプルライフや「生活の効率化」といったライフハック要素と関連性が高く、人により様々な意味合いを持ち、幅広い言葉として用いられます。
これらについて私が物をもたない暮らしを実践して気づいた物を捨てる、物を減らす方法や、極限ミニマリストの生活における方法・習慣など33の小技をご紹介します。
今すぐ実践できる手法やお得な方法など、節約・生活の見直しにもどうぞ。
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1.狭い部屋に住む
私は6畳以下の部屋に住んでいましたが、それぐらいの部屋に住んでいると自然と物を持たない暮らしになります。なんせ物が置けないですから。
ミニマリストになりたいという人は、そういうところから始めるのもいいのではないでしょうか。
2.「無くても死なない」なら買わない
人生単位で物を見ると、ほとんどの物が必要なくなります。
「買おうかなーどうしようかなー」と悩むことがあれば、そのとき胸に手を当ててみましょう。
「あ、これ無くても死なないわ」と意識してみることで、購買欲がなくなります。
3.趣味は物を使わないことを前提
日々の暮らしの中で趣味を持ちたい、何かを始めたい。といったときなどまず物を使わないという前提から考えます。
私はそれでジョギングや瞑想にハマりました。スニーカーは買いましたが、それだけです。
瞑想はこれを買いました。
この本には基本的なことが書かれてあり、分かりやすくておすすめです。
そして、ある程度頭に入ったら売りました。
4.機能が1つの物は使わない
扇風機や炊飯器は機能が1つしかありません。
冷暖房はエアコンで。炊飯は土鍋。
また「フライパン炊飯。土鍋すら使いません」に書いていますがフライパンでも米は炊けます。
ほかには、家がそんなに広くなければ掃除機よりもコンパクトなハンドクリーナーは収納が捗り使い勝手が良いです。
ちなみに私は雑巾とコロコロ(ガムテープ)で部屋を掃除していました。
5.大事だと思っている物は写真に残す
捨てるに捨てられない物ってあります。
私は、その大事で、だけど一生使わない物をもう勢いだったのですが、写真を撮って捨てたところ、びっくりするぐらいに所有欲に変化が起こりました。
ほとんどの物が写真を撮れば捨てられます。撮る行為が、胸に刻むという感覚になるのでしょう。
物よりも、記憶と思い出です。
6.ポイントカードはもらわない
「また行くと思うからポイントカードは持っておこう。」
とサイフの中に忍ばせておいても、私はポイントがぜんぶ貯まらずに有効期限が過ぎてしまうことがほとんどでした。
思い返してみると、ほぼすべて。です。
だからもらわないようにしました。
毎週1回は定期的に行くようなお店なら別ですが、今までの自分を振り返ると、ポイントカードを使う機会はあまりありませんでした。
また持っていることでまた行くことにもなり、お金を使うことにもなります。
ミニマリストなら、物を持たない暮らしをするなら、いっそ捨ててしまった方がラクです。
7.壁の利用
「賃貸だと壁に穴を空けるのはちょっと…」とも思いますが、私はどんどん空けていました。
いつか出て行くならそれまでおもいっきり好きなように住んでやろうと。
壁はとても便利で、壁棚を作ると物が置ける、かけることができる。服も、帽子、カバンも。
床に置く物も減ります。
フックつきで壁でもカーテンレールでもつり下げられるバッグもいいです。
鏡もついていて女性ミニマリストの人が化粧ポーチとしても利用します。
キッチンは100均に売っている吸盤の商品などで鍋でも何でもぶら下げておけます。
すると狭い部屋でも住めますし、収納家具だって減らせることも。
8.ソファの下に物をしまう
子供が大人の本をベッドの下に隠す的な要領です。
冬用の布団を圧縮してソファの下に入れたり、使わないカバンをしまったりとデッドスペースを有効活用すると部屋がすっきりします。
9.箱は捨てる
電化製品の箱は無くてもどうにでもなります。
保証書だけ保存しておけば、捨ててスッキリ。
靴の箱なんて買うときにお店で処分してくれるお店も多いので、まず家に箱を持ち込まないことを意識します。
10.シャンプーリンスは使わず石鹸を使う
浴室の物も減らせます。
物を減らす方法「シャンプーを石鹸に変えると…」に詳しく書いていますが、石鹸は本当に便利です。
ボディーソープ、シャンプーやリンスは石鹸1つにまとめられます。
私は個人的にミニマリストの必須アイテムと思っているぐらいです。
11.ゴミ箱を置かない
家族構成や生活環境によりますが、部屋にゴミ箱を置かないでキッチンにゴミ袋1つだけを置く生活をすると、普段からゴミを出さないでおこうという意識が芽生えます。
ミニマリストはゴミもミニマムに。
12.収納家具に頼らず、収納がある家に住む
棚・タンスって、場所をとります。ほんと。
私は今まで結構な回数家を引っ越ししていて、その度に収納家具が無くなっていきました。
最初から収納がついている家を意識すると、収納家具に頼らずにすみます。
13.使う頻度の少ないカバンを収納代わりにする
使う頻度の少ないスーツケースやトートバッグは、収納の代わりにできます。
出番は少ないけれど保管する必要がある資料や、帽子、工具などの小物入れとして使えます。
バッグインバッグの要領です。
そうしてまとめておき、1年ぐらい使わなければ捨てます。
14.ベッドは置かない。布団も使わない
私は寝袋とマットレスを併用しています。
ミニマリストの持ち物「寝袋で寝ると世界が変わるよ!」1個あると超便利に書いていますが、日々の睡眠を大切にしたいので収納力のあるマットレスから寝心地を得ます。
よって場所をとるベッドも布団も捨てることができます。
15.クリーニング屋など保管サービスを利用する
おしゃれが好きで服をたくさん持っている人は、別に保管する場所を設けておくと家の中の物が減ります。
夏服や冬服などシーズンものは時期が過ぎると着ません。最近はネットからの注文でクリーニング屋さんに半年ほど保管してもらえるサービスもあるので、清潔感も保たれて一石二鳥です。
無料でできるクリーニング保管サービス
16.お風呂で洗濯する
洗濯機を使わずコインランドリーを利用する以外に、服が少なかったり時間に余裕があれば、お風呂で洗うザ・シンプルライフを楽しむのもいいでしょう。
バックパッカーの人は慣れていることでしょう。
17.価値の「常識」を疑う
一般的に多いとされる考え方に縛られないこと。疑うこと。
例えばテレビで”ある商品”がニュースに流れていて、それがあなたの周りでは話題。“持っている・知っていることが常識”とします。
しかし、それは地域や業種、年齢が違えばまったく話題になっておらず“誰も持っていない、知っている人すらいないことが常識”かもしれません。
ニュースは話題性になることを想定して発信するだけで、人が話題と受け取るかどうかは別の話です。
話を戻しますが、自分が置かれている環境で常識とされている考え方は、“イコール価値” ではありません。
見る角度を変えるとまったく価値がないことも少なくありません。
多くの意見や一般とされる考えで「常識」を持つのではなく、自分にとって本当に価値があるか見つめることで改めて物と関わることができます。
18.利便性の良い場所に住む
駅の近くやバス停留所の近くに住むことで、車や自転車を手放すことができます。
旅行やお出かけするときに車が必要な場合はニッポンレンタカーなんて本当に便利。
利用したい1時間前までにネットでも予約できます。車を持つ必要がありません。
よってガソリン代や車検代からも解放。
19.「いつか使うかも」はルールを決める
性格的なことで、これはどうしようもないのかな。
年数が経つと、いつか使う物も実際に使う人がいるのも事実。
だからあらかじめ、
“2年使わなかった物は捨てる”
といったような自分ルールを決めておくといいです。
「今年着なかったから、もう服は捨てようかな。」
「ルールの期日が過ぎた。でも、そのルールよりも大事なものかも。」
そうルール付けすることで、改めて物に対し違った側面から関わることができます。
20.借りるサービスはとことん利用
買わずに借りるという選択肢を持つ。
例えば本の場合、図書館は実用書も文庫本も子供の絵本もたくさんあります。
古い本だけではなく新書もたくさんあるので、大変便利。
ほかにはDVDやCDはTSUTAYAのレンタルで済ませますし、最近ではお試しキャンペーンで新作の映画だって無料レンタルできるサービスもあります。
また個人的にはベビー用品だったり、ビデオカメラ、スーツケースなど一時的にしか使わないと考える物は、とりあえず買う前にネットで借りられるサービスを探します。
こうして、借りることによりお金が節約できることもあるし、そしていずれ返却するので物が増えることもありません。
21.迷うものは捨てる
捨てるって難しいです。
どこかで「捨てるのもったいない」って思っていますから。
じゃあ使わないで持っていることは、もったいなくないのかな?
とかになると感覚的な話になるので割愛しますが、私は物の価値は流動的に変わりゆくと考え躊躇(ちゅうちょ)無く捨てます。
捨てるかどうか迷った物は捨てます。
本当に必要な物は迷わないですから。
22.インナーとパジャマは兼用して服を減らす
下着用のシャツや外出時に着る服を区別するのではなく、どちらのシーンでも兼用して着用できるアイテムも選ぶと一気に物が減ります。
こういうときにシンプルライフの代表的なブランド無印良品なんて使いやすくておすすめです。
めんどくさがり屋だけど身なりも清潔には保ちたい人(私ですが)は、オーガニックコットンのシャツが一着あると何かと重宝します。
こういったオックスフォード記事が無難に着こなせるので使いやすいです。
1980円なのでコスパもいいですね。
23.仕事着に合わせて靴を選ぶ
仕事がスーツなら普段着も同じように綺麗目の服装にすることで革靴を使い回すことができます。
逆に職場が私服OKなら、普段もスニーカーやカジュアルな靴にできます。
シーンによって靴や服装を選ぶのではなく、どのような場合でも使い回しできる意識を持つと物が減ります。
靴に関して「少ない服着まわし術!パンツ2着だけど靴が大事」にも書いていますが、バブーシュやスリッポンは多様性のある使い方ができます。
またアディダスのスタンスミスはモデルやファッション好きの人が、シーン問わず好んで使っています。
24.人目を気にしない

By: Sebastien Wiertz
物事は受け取り方によって変わります。
もし人目を気にしないで生活できるならば、服は清潔感を保てるだけの枚数でいいといったような考え方もあるので、視野を変えてみるのも物を減らす1つの方法。
25.優先順位を決める
私は物事の考え方が偏りすぎるよりも、生活はバランスが大事だと思っているので、捨てる・残す・買うという状況で迷ったときは優先順位を決めておくといちいち悩みません。
- 見た目を大事にしたいのか
- 物を持たない暮らしが最優先か
- どっちでもいいから気持ちのままにいこう
どれを選んでも正解だし後悔もする。それなら、とりあえず自分の中で迷ったときの選択肢を初めから決めておくと考えるストレスから解放されます。
26.クレジットカードを使う
クレジットカードは物を減らすだけではなく、お小遣い稼ぎや節約にも使えるミニマリスト必須アイテムです。
ミニマリストとクレジットカード、7つの相性にも書いていますが、買い物がお得であることと、小銭の面倒さや無駄な保険のことを考えずにすんだりと、ミニマリストにとって「あっ、これ無駄だったんだな」ということに気づくことができます。
27.音楽やDVD、本はパソコンなどでデータ化
持っているCDなどは、パソコンでデータとして取り込み処分することができます。
というより多くの人はすでにデータ化をしているとは思いますが、手放すとなるとなかなか難しいことも。
私は「大事な物のCDとか98%売り払ったら得たもの」にあるように、CDなどミニマリストの持ち物リストから消しました。結果、お気に入りや大事な物の考え方が変わりました。
あとレシートなどの紙もデータで取り込めます。
28.レシートなど定期的に増えるものを把握して捨てる
リストアップ、把握、そして定期的に整理。
普段生活していると、勝手に増えていく物があります。
レシート、仕事用品、もらい物、DM、食べ物など把握することで捨てる物に気づき、そして受け取らなくてもいいものや買わなくてもいい物に気づきます。
29.外食する・買う・サービスを利用
お金に余裕があれば外食すると決めておくと家に食材や食器を置く必要がありません。
というよりファンくるで覆面調査の外食を利用すれば、食費も半額できます。
また栄養面のことを考えて夕食ネットを利用する人は多いです。
スーパーに買いに行く面倒なこともなく、しかも「毎日のご飯を作ってます感」も得られて、あまった食材を捨てたりと無駄にすることもありません。
30.コインランドリーを利用する
洗濯機は家にあると便利ですが、コインランドリーに行く時間は以外と楽しいものです。
家の近くにあるなら、散歩がてら、日々忙しい時間の休憩がてら利用するのもいいでしょう。
おもいきって洗濯機を手放しても、思ったより生活は困らないものです。
31.ホテルやインターネットカフェを利用
極限ミニマリストは家を持たずにホテル暮らしをしていますが、ほかにもインターネットカフェの利用もありです。
ただ住所がないと郵便物や会社など困ることが多いので、倉庫を借りるのも選択肢としてありです。
全国のレンタル収納スペースを検索できるサービスもあります。
※ ハローストレージ
32.バックパックを活用した生活をする
自分の必要な持ち物をバックパックにすべて入れてみると、「いる物」「いらない物」の分類が分かりやすくなります。
ほかに私がおすすめするのは、一度バックパックに物を入れる生活をしてみること。
この生活が慣れると、本当に必要な物ってこれだけだったんだ!と改めて認識できるようになります。考えが変わります。
長期旅行もするなら80Lあれば十分。おすすめ。
33.筆箱は持たない、ノートカバーを利用
ノートカバーに筆記用具や小物を入れるので、私は筆箱を持っていません。
仕事で普段ノートを使う人なら、おすすめです。
カードを入れられる物など様々。多機能なものは使い方次第で物が減ります。
物を捨てる、物を減らすミニマリスト33の方法まとめ
物を持たない暮らしのミニマリストが実践していることを7つにまとめると、
- 1つの機能の物は多機能な物にまとめる。
- 住む部屋は狭いところや収納が多いところをあらかじめ選び、駅など利便性が良いところにする。また壁も収納の1つと考える。
- 本当に必要かどうかは周りではなく自分で価値を決める。買うかどうか・捨てるかどうか迷ったときは、優先順位と自分ルールで行動。
- 物は買う前に借りるを意識する。シーズン過ぎた服はネットのクリーニングサービス
などで保管してもらう。図書館を利用するとお金も節約できる。
- 浴室は石鹸で物が減ったり、ゴミもミニマムにできるので生活の常識を疑う。人目は気にしない。
- 趣味はジョギングや瞑想がおすすめ。物をほぼ使わず体にも良いから。
- ポイントカードはもらわない。ゴミ箱は置かない。布団も置かない。それでも簡単に生活できる。
捨てられないと思っているものは写真を撮ると捨てられます。
お試しでも借りるサービスでも、なんでも使えるものは使う。買わない持たないを前提に考え方から変える。
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